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村井 裕弥 |
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すすきのの居酒屋「□□□□□」を出たあとは、近くのラーメン店「○○○」へ。札幌ラーメンについては事前調査なしで来てしまったが、店外に10人以上の行列ができている。いくら何でも、空振り三振ということはあるまい。
すぐ前に、小学校低学年と思われる女の子と父親のふたりづれが並んでいて、「パパ。この店ハズレだったら、さっきのオジサンが薦めてたお店に行こうね」なんて話している。何とも末恐ろしい光景だ!
で、肝心の味はどうだったかというと、「空振り三振ではないけど、ピッチャーゴロ」というレベル…。スープだけを採点すれば、かなりの高得点だが、そのうまみが麺にからんでこないのだ。
「惜しいわねぇ。こんなにきっちり作ってるのに」とささやいたのはウチのやつ。気がつくと、さっきの親子づれはもういない。
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そのあと、地下鉄に乗ってホテルに戻るのもバカバカしくて、札幌駅まで歩く。歩きながら考えたのは「超新鮮な魚介類を使っているのに、気合入れて素晴らしいスープを作っているのに、なぜ最終的な味はパッとしないのか!?」。
「ねえ。そういうこと、オーディオでもよくあるんでしょう?」
ウチのやつが痛いところを突いてくる。「やたら高価なスピーカーとアンプを買ったのに、その割に大したことないわね」と責められているようで、胸が痛む…。
札幌には、翌日お昼過ぎまで滞在した。「今回の札幌はみんなハズレで終わるか」と覚悟していたが、駅ビル(ステラプレイス)の6階に入っている回転寿司「根室花まる」が意外なスリーベースヒット! 「きょうは調子が悪いのよ。わたし、あんまり食べられそうにない」と言っていたウチのやつも、しっかり皿を積み上げていた。このチェーンは、清水鉄志さんという方が経営されているのだが、「清水さん。東京にも、ぜひ支店を!」と強く要望しておきたい。
(つづく) |