村井 裕弥

ただし、輪島までの鉄道は、5年半も前に廃線。ええい。こうなったら、定期観光バスだ。8:10発北陸鉄道「金沢能登めぐり」。観光客が激減により、ガイド嬢もつかないのだが、ベテラン運転手さんのお話がおもしろく、車内は笑いがとぎれない。自分たちを加えても、お客はたったの6人。ほとんど貸切り状態なのも、気に入った。
しかし、輪島って遠いんだなぁ。高速道路を利用しても、2時間近くかかる。到着後は、有名な朝市。本当は、さかなもカニもどっさり買い込みたいのだが、帰宅するのが4日後だから、泣く泣くあきらめる。京都、神戸で著名オーディオ・マニアを訪ねる予定なので。手みやげだけゲット。
そのあとは、輪島漆器会館で、「輪島塗の何たるか」について学習。昼食は、レストラン巌門で。「定期観光バスの料金にふくまれる昼食なんて」と思うのがフツーであろうが、これが意外とおいしかった。特に甘えびね。(この手の驚き、オーディオでもよくある)
 強風のため、巌門の遊覧船に乗れなかったのは残念…。
ラストは、千里浜なぎさドライヴウェイを疾走。といっても、道路を走るワケではない。美しい波打ち際を走るのである。「ええっ!? そんなことしたら、足元とられてたいへんでしょ」と思われるであろうが、これが至って快適。超細かい砂粒に、海水が適度にしみ込むことで、こんなことも可能になるのだという。
15:30金沢駅西口着。すこぶる有意義な7時間あまりであった。ここからはサンダーバード40号に乗る予定であったが、時間があり過ぎるので、切符を36号に切替える。
(つづく)