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村井 裕弥 |
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メリケンさんちをあとにし、湊川公園駅をめざして歩き始めたのは14:50。さて。これからどこに寄ろうか。寝台特急なはに乗るまでは、まだ6時間もあるし。
「ねえ。さっきチラッと見えた商店街をのぞいてみていい?」 「いいよ」
かくして、足は東山商店街へ。しかし、この商店街がまた、ハンパではなかった。お昼にいただいた極上寿司も、町名からいって、この商店街近くで握られているのではないか。いつも思うことなのだけれど、職人さんの志がどれほど高くとも、それをきちんと評価して、支持してくれる人がいなければ、クオリティの維持は不可能。商店街だって、同じこと(ついでに言えば、オーディオもね!)。
ああ。もう屁理屈をこねてるのがもどかしい。こういう街に住みたいなぁ。活気溢れる商店街で、新鮮なさかなや野菜を求める喜びは、どんな高級スーパーに日参したとしても得られない…。
もちろん、旅行中だから、さかなや野菜を求めることはなかったが、ウチのやつが「ソックスを補充したい」というものだから、どこにでもありそうな衣料品店に入った。「これこれこういうソックスが欲しいんですけど」ウチのやつが言うと、「ああ。それなら、これやで」と、すぐ商品が出てくる。「絹やから、えろう履き心地ええよ」しかし、ウチのやつはそのときこう思ったのだそうだ。「ええっ!? これが絹なの? そりゃ少しは混じってるかもしれないけど、なんかウソっぽーい」
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で、以下が翌日のセリフ。「ああっ。あのお店で、一見ウソっぽいソックス、もっとたくさん買っとけば良かった!! これ、すごく履き心地がいいのよ」
話をまた1日前に戻す。衣料品店を出たあと、ボクはとあるお宅に電話。「こんにちは。村井です。実は今、湊川公園駅近くの、東山商店街にいるんだけど、これからお邪魔していいですか?」
えっ!? どこに電話したのかって? アコースティックサウンドクラブ(ASC)関西支部長・信川千弘さんちに決まってるじゃないか。 (つづく) ![]() |