| |||
村井 裕弥 |
|||
![]() | |||
|
しかし、こんなにも有意義な「二宮温泉」ではあるが、いつまでもカウンターで格安中ジョッキ片手に「六甲おろし」を歌っているワケにはいかん。21:11には、熊本行き寝台特急なはに乗らにゃ。
かくして、筆者とウチのやつは、「二宮温泉」をあとにする。もちろん、玄関けばけばネオンサイン前で、記念写真は撮った。といっても、映ってるのはウチのやつだけだけどね。さすがに、銭湯から出てくる地元の方に、「シャッター押してぇな」とは頼みにくいから。
「ねえ。あなた。どこで、夕食とるの?」
「決めてない」 「え? 何で」 いや。この夜の予定が、どうにもつかみにくかったからだ。ひょっとすると、新納さんたちのお仲間とズルズル行ったかもしれんし、信川さんご夫妻と過剰に盛り上がる可能性だって少しはあった。一応、神戸牛の名店くらいはチェックしてあったが、ここからだとどう行ってよいかわからん(笑)。
かくして、「二宮温泉」からは三ノ宮駅に向かって、真っ直ぐ歩く。途中、一見おいしそうな店は、ゴロゴロあるものの、「一見だけ(爆)」かもしれぬ。そういう店にだまされた経験は、たぶんどなたさんよりも多い!
「ねえ。どうするの? いくら何でも、食べないで、寝台特急に乗るのは、もう勘弁よ」 「わかってるって」 青森駅から乗った日本海4号は、いいことも悪いことも、いろいろあった(笑)からなぁ。 | ![]() |
「よしっ。ここに入るぞ」
勘だけで決めた呑み屋は、「ごちそう酒房 味兵衛」。え? 何でそこにしたのかって? 看板に、「うまい!のわけ。プロが注ぐ」と書いてあったからだ。何はともあれ「きちんと研修を受けた社員が、生ビールを注いでいる」らしい。その心意気を信じることにしようじゃないか。メニューに載ってるつまみ類があまりに安いのが、ちぃと不安ではあったが。 (つづく) ![]() |