Google AND OR  
TOPカルメール通販商品リポートアナログプレーヤーを購入してしまった
 ABCレコードの資料には、こんな言葉も並ぶ。
 「アナログディスク最後の画期的技術と言われたDMM(ダイレクト・メタル・マスタリング)を銘打ったシリーズは、マーク・レヴィンソン氏がスーパーバイザー及びコンサルタントとして参加し、録音の、バウエン・ボブキャットによるリマスタリングを担当。良質な音源を用いてDMM方式によるカッティングから180g重量盤の製盤までドイツのスタジオで行うという、徹底して高音質にこだわった制作をしています。
 タイトルは、ナット・キング・コールからクラシック、ジャズ、ポピュラーのオムニバス盤などをラインアップ。音質だけでなく、豪華な装丁や数ページのブックレットも魅力となっています。
 デジタル録音された高音質アナログディスクの音の豊かさを楽しむのはもちろんのこと、同封されている同音源ボーナスCDと2つのメディアを聞き比べできる贅沢さは、オーディオファン必携です。」
 ここまで言われて、何のアクションも起こさないマニアがいるだろうか。

★ DMMシリーズの資料より
 ええい。こうなったら、思い切ってアナログプレーヤーを買ってしまおう。どうせ買うなら、ノッティンガムのアンナログSあたり? いや、EARディスク・マスター、ロルフケルヒのザ・リファレンス、スパイラルグルーヴSystem SG1ファントム、クライテリオンという手だってあるぞ!(さすがにカリバーンは無理だが…)
 しかし、かくのごとく奮起したものの、2年半前に購入したセパレートアンプのローンがあと3回残ってる…。「どうせ当たらないだろう」と思って応募したウィーン国立歌劇場とウィーン・フィルのチケットも、すべて当選!!
 かくして、本格派アナログプレーヤーの導入は来年以降に回して、(中途半端なもので妥協するのも嫌だから)今回は「とりあえず使えるエントリークラスのプレーヤー」を買うことにする。ここで筆者が選んだのは、VestaxのBDT-2600。
□ 何よりベルトドライヴである
□ とりあえず、使えそうなMMカートリッジが付いてる
□ フォノイコライザーも内蔵
□ 着脱可能なダストカバー付き
□ それでいて、実勢価格はおおよそ3万円

今回購入したアナログプレーヤー Vestax BDT-2600
 アンナログSに比べると100分の1以下の価格だが、このプレーヤーで再生して良さがわからないなら、「多くの読者にとっては無意味なソフト」と言ってもよいだろう。
 BDT-2600は、発注翌日に配送された。ひょいひょいっと組み立て、まずは仕事用の(メーカーや雑誌の試聴室で何度も聴いている)チェック用ディスクをかける。
 ――不思議だ。実勢価格3万円プレーヤーなのに、ちゃんとアナログの音がする。もちろん、メーカーや各誌試聴室に置いてあるようなプレーヤーと同じ音ではないが、「ここだよここ」「ここがアナログ」と叫びたくなるような瞬間が、1分間に1回はある。
 ただし、気になるところが皆無ではないので、fO.Q(フォック)を、ターンテーブル、アーム、シェルに貼り付けてチューン。――よしっ。これで充分使えるぞ!
 いよいよ。『輝きのテレサ・テン〜永遠の歌聲』をターンテーブルにのせる。さて。どんな音が飛び出してくるか。(つづく)