Google AND OR  
TOPDigitalVillageサロン>No.17
映画の命はタイトルだ!
メ)デジタル・ヴィレッジが新装開店して久々の「シネ天」だから気合をいれて新しいテーマでいこう。
芦)私は結構気に入っていたんですよ。今までの“西部劇の衣食住”って。そんな視点から映画を語る人は滅多にいないって感心してたんですけど。ホントはネタ切れでしょう?
メ)まあ当らずとも遠からず。細かいこと言わない。
芦)このページの持ち味はテーマから外れてあちこちに脱線しまくるところだから、とにかく楽しく行きましょう。
メ)それと俺は記憶を頼りに行くから間違いがあったら訂正してね。データを見て語ったりすると映画の話はつまらなくなっちまうからね。
芦)無責任だなあ。おまけに最近ボケ入ってるみたいだし。ちゃんとお願いしますよ。
メ)それにこの頃は物凄い数の映画が封切られているけれど劇場で見るのはほんの僅かだから新しいものはお任せします。僕古モノ、君新らしモノね。再スタート第一回目だから堂々と行こう。「映画の命はタイトルだ!」これでどうだ。
芦)賛成ですね。客席の明かりが落ちてタイトルマークが映るまでのドキドキ感は映画ファンにとってはいちばん楽しい時ですね。
映画が始まるときの緊張感はいいね。
メ)だけど最近は広告がいっぱいでちょっといや。予告編は許せるけれど。
芦)大体広告は画面サイズが小さくて本編に入るときはスクリーンが広がるからわかりますね。ツツゥ〜って。
メ)そうそう、座りなおしちゃったりするの。よ~し!しっかり見るぞお~なんて気合がはいちゃうのね。それから始まる時“ポツッ”って音がするのね。あれ昔から? だったんだけど。この前見た映画の中に映写室のシーンがあってその話をする場面があったの。ごく最近見た映画なのにもうすっかり忘れた〜。 何だったんだろう。どなたか教えてください。
芦)確かに本編がこれから始まるという時の緊張感は好いですが最終回は仕事帰りのOLなんかがぺちゃくちゃもぐもぐやっていて絶対にいや。音は許せても食べ物の匂いは許せない。バーガーとかの。大概はこっちもお腹が減っているし。
メ)俺はあの明るさの方が嫌だな。いつから映画館があんなに明るくなっちゃたの? 足元の明かりや非常口の緑のランプがやたら気になってさ。
芦)消防法で仕方ないんでしょうね。
メ)あんなに明かるければホラー映画が大の苦手の俺だって平気さ。
芦)へえ〜テレビの画面から女がズルズルって出てきても? トラウマになってるくせに。まあそんなことはいいから本題に入りましょう。
タイトルって、会社のタイトルマークのことだよ
メ)そうだった。私の言うタイトルは作品の題名ではなく配給会社のタイトルマークのことさ。20世紀フォックスとかメトロとかの。
芦)ま〜たぁ〜見栄張っちゃって。時代から言ったら大昔のRKOとかじゃないの。地球のうえにアンテナの鉄塔がたって電波を発信しているやつ。
メ)そお確かジョン・フォードの「アパッチ砦」(’48)や「黄色いリボン」(’49)がRKOだった。
芦)すっご〜い、さすがに西部劇通ですね。
メ)エヘンと言いたいところだけどRKOは当時大メジャーだったからね。私はそれより鷲? 鷹? が地球儀に乗っていたリパブリックとかの方が贔屓だった。
芦)あれは鷹でしょう?
メ)もうB級というよりC級で確かスターリング・ヘイドンの「アラモの砦」(‘55)じゃないかなあ。ジョン・ウエインが監督まで手を出したのよりはるかにましな作品だった。ランドルフ・スコットものと言うより当時のB級西部劇はみんなそうかもしれない。モノクロでね。それとアメリカ大万歳の戦争映画ばかりやっていたアライド・アーチストかアーチスツ。Aが二つ縦に並んでたやつ。
芦)わたしは知りませんけど、いきなりマイナーにいっちゃいましたね。メジャーからいきませんか?
メ)メジャーならなんたってまずは20世紀フォックスのタイトル。好きだったんだでっかい20のマークにサーチライトが当たるの。「アンネの日記」や「西部開拓史」なんかのスコアをかいたアルフレッド・ニューマンの例の♪パンパカパーンパパパパンパカパ〜ン♪という勇壮なファンファーレがまたよ〜く似合ってさ。
芦)「大空港」も彼の作曲でしたね。
メ)ニューマンはフォックスの音楽部長だったというから当然だねえ。
芦)20世紀フォックスのブランドとタイトルを有名にしたのは「スターウォーズ」ではないでしょうか。
メ)それとリズ・テイラーの「クレオパトラ」(!63)かね。制作費がかかりすぎて興行的に大失敗。フォックスが潰れそうになったんだ。
 
クレオパトラ             スター・ウォーズ エピソードW 新たなる希望
芦)今で言えば「タイタニック」が大ゴケしたみたいなもんですよ。経営陣はボロボロになっちゃったけれど儲けたのはリズとリチャード・バートンです。
メ)そうかあの二人はこの映画がきっかけで結ばれたんだ。幸せだったかどうかわからないけどね。
芦)美男美女はうまくいかないんですよ。あなたには関係ないけど。
メ)よけいなお世話。
芦)ところで21世紀になったらフォックスはどうしちゃうんだろう思っていたら社名もタイトルもデザインは変わったけどそのままで安心しました
メ)映画文化が花開いたのは20世紀だから、単に社名だからというだけでなくそこを大切にしているんだろうね。ハリウッドを支えてきたアメリカ人の気概を感じるねえ。
芦)さすがに映画の国ですね。
ハリウッドはなぜ聖林と書くのかね?
メ)早速脱線しちゃうけどハリウッドといえばどうして“聖林”と書くんだろう。雰囲気があって俺好きなんだあ“聖林”って表記するの。
芦)初めて使ったのは確かわが国の映画評論の草分け、かの双葉十三郎先生か字幕スーパーの第一人者清水俊二のどちらかだったと思います。もののホンで読んだんですが忘れてしまいました。
メ)まあそれはとにかくHOLLYWOODの訳だろうから英語を習いたての中学生でも分かるだろうけどそれなら聖“木”だろう。“林”じゃなくて。単数だから。そうでなきゃあ、俺が将来の目標にしていたあのロバート・ワグナーを寝取った「ウエストサイド物語」のマリア様ナタリー・ウッドがナタリー“木”でジェームス・ウッズはジェームス“林”ということになるぞ!?
芦)馬鹿じゃない? 大体私の大のお気に入りのジェームス・ウッズをコケにしないで下さいよ。どんな役でも上手にこなしちゃう職人俳優なんだから。戦場に飛び込んでいくジャーナリスト(「サルバドル」‘86)とか一匹狼のギャングをやらせたらぴかイチでしょう?よ〜くサングラスが似合っちゃうんですよ彼は。
メ)うんうん認める。なにやらせても上手な役者。「ハード・ウェイ」(‘91)ではあの癖の強いお面で若造のマイケル・J・フォックス相手にとぼけた刑事をやってた。
芦)面白いコメディータッチの警察モノでしたね。
メ)でしょう。じゃあもっと凄いのだそうか“虎森”ってのは。
芦)言うと思ってた。タイガー・ウッズでしょう。もうほんとに付き合いきれませ〜ん。
 
page_top