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TOPDigitalVillageサロン>No.57
50代に差し掛かる直前にほんの気まぐれから始めた地元の国際交流ボランティアにかかわってはや10数年が経ってしまった。
「国際」と名がつけば何の疑問も無くお茶に生け花、歌舞伎に相撲を持ち出す前時代的、お役所的なおばさんが当時のボランティア組織を仕切っているのに腹を立てて乗り込んだものだから抜けるに抜けられなくなったというわけだ。
私の属しているのは板橋区文化国際交流財団の下部組織である。今、板橋区内には1万8千人の外国人が住んでいるといわれる。半分が中国からの人々、ついでコリア系、フィリピン人と続く。彼らが私たちの国際交流活動の主な対象である。

バス旅行も一泊で年に1回は実施。
この日はジャージー牛の乳搾りも行った。
基本的な活動内容は月1度のフリートークパーティーと年4回のイベント。春には料理サロン、夏には外国人を率いて板橋花火大会を楽しむ。秋には紅葉見学など大型バスで1泊旅行。
年末のイヤーエンドパーティーは忘年会というより、色々の宗教の国の方が参加するから名前を変えているが早い話]マスパーティだ。
スタッフは10数名、半分は10年選手だからもうみんな後期高齢者に近づいている。若いスタッフも随分いたが入れ替わりがちょくちょくでどうも根付く気配がない。勤めが変わったことや結婚などで抜けるのは仕方がないとはいえどうも腰が据わらない。
募集をかけると何人か打診があるが外国人と友達になりたいとか英語を学びたいとかいう方が多いせいか残るのはほんの数人である。

年末にはイヤーエンドパーティ。
万国旗を飾って賑やかに行う。
板橋区はアジアからの留学生が多く英語の勉強にもならず欧米人と友達になるメリットも無いのが大きな原因のようだ。というわけで結局高齢者ばかりになってしまう。
でも馬鹿にしちゃいけんのです。高齢者パワーはなかなかのものがあって沢山の人の前で話すことに気後れがしていたおばさんやパソコンなんて見たくもないと言っていた人たちが見事に克服して頑張っている。
毎春、今年こそはリタイアをと駄々をこねる最高齢60代半ばのおばさんスタッフもそれじゃビールを付き合いませんよと言えば必ず残るから大丈夫だ。
趣味のサークルではないがやっぱり楽しくなけりゃというリーダーのキャラに甘えてか、たまに無責任な不心得者が現れて苦労をするが、なんとか除名処分を出さずにやってきた。
仕事や家庭の都合を優先させてもOKとしているから、自己犠牲を払って介護の仕事などをされている方たちと比べればお恥ずかしい限りの活動であり、私は緩いボランティア”ゆるボラ”と呼ぶことにしている。
とてもボランティアですと胸を張るわけにはいかぬが、それでも毎月のパーティーには常連さん、初めての外国人ゲストあわせて30名以上が参加しゲームをしたり互いの言葉や文化を教えあったりで大盛り上がりであるからまあ多少は世のため人のためにはなっているんだろう。
今までに参加者ノートに記帳された外国人は1千人を超える。

クッキングサロンも大評判。
この日はネパール料理だった。
パーティーが終わってもほとんどのゲストは名残惜しげで帰らないから仕方なく近所のファミレスでお茶をする。大人数だから毎回席取りが大変だ。
さらにそのあと一杯やったりカラオケのおまけつきということも相当あって軍資金も結構かかる。
それでも10年以上続けられたのはやっぱりそれなりの喜びややりがいがあるから。結構興味深い体験もあるから、次回から”ゆるボラ”の実態と面白いエピソードをいくつか紹介していくことにしよう。
 
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