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TOPDigitalVillageサロン>No.57
芦)忙しさにかまけていたら2か月もたってしまいました。ネットの記事は週単位で更新しないとそっぽを向かれますよ。映画の世界では沢山の方が世を去っていますから、ちゃんと取り上げないと。
メ)実を言うと訃報特集は、つまらんという声がスタッフ宛てにたくさん寄せられていて戦意を喪失してしまったって訳だ。ムッとして少しサボっていたんだよ。

イージー・ライダー
芦)芦・そうは言ったってデニス・ホッパーの死なんかは単純に俳優一人が世を去ったっていうのとは違うでしょう?あの「イージー・ライダー」(‘69)の制作者兼役者じゃありませんか。あなたたち団塊の世代にとっては無視できないはずですよ。
メ)おおお主!今日は何故か鋭いでありますな。まあそれはそうだけどホントを言うと俺は元々彼が好きじゃない。あの怪優ぶりがキモいのよ。
芦)その言い方の方がよっぽど気持ち悪いです。
メ)「イージー・ライダー」だってピーター・フォンダの方がサマになっている。しかもその彼にしたって俺は「さすらいのカウボーイ」(‘71)の方が好きだ。映画史に名を残しているからといって何が何でも褒めまくることはな〜い。

ジャイアンツ
芦)そうかなあ。すぐれた性格俳優だろ思うけど。それに「理由なき反抗」やジャイアンツ」ではあのジミー・ディーンの向こうを張っていたイケメンですよ。
メ)すぐれた性格俳優という点は認めま〜す。悪役でも、警官みたいな正義派の役でも何をやらせても、どこか狂気じみている。
芦)だからこそ優れた演技派という位置づけなんじゃありませんか。好き嫌いはあなたの自由ですが評価はきっちりとしないといけません。
メ)ム〜ウ。でもさ俺が唯一赦しちゃうのは、ジョディ・フォスターと共演した「ハートに火をつけて」(‘89)なんだ。企画意図がようわからん、しかもスカッとしない作品だけんども。
芦)なら評価しなければいいじゃないですか。
メ)そもそもだよ。あの怪優ホッパーがジョディにメロメロに狂っちゃう作品なのよ。ちょいと無理があるだろう?しかも彼はなんと凄腕の殺し屋ときたもんだ。まあこれが何とも情けない殺し屋でねえ。
芦)コミック誌の「漫画サンデー」に連載されている「静かなるドン」と一緒ですね。

ハートに火をつけて
メ)・殺しの現場を目撃したジョディをつけ狙っているうちに彼女にいかれちまうんだ。どう言ったってお話的にはB級作品の典型だろう。
芦)よりによってよくそんな作品をもちだしまんな。でも私は大のジョディのファンやさかい、一応見とりますが。
メ)急になんで関西弁になるわけよ。
芦)ジョディのことになると青春時代に戻っちまうんで。そもそも確か、あの作品はアラン・スミシー作品なんですよ。だからめちゃくちゃでも仕方ないんです。
メ)おうおう、あの監督が突然キレまくったりして途中で放り投げちゃってできた作品かい。
芦)元々監督はホッパー自身だったんですよ。途中で制作会社が勝手に編集を変えたもんだから頭にきたホッパーが降りてしまった。それで監督をアラン・スミシーのクレジットにして公開されたって訳です。
メ)なるほど。はなからいわくつきの作品だったってわけか。
芦)ものの本によると95年にホッパー版が日本でも劇場公開されたとなっています。
メ)へえ。俺が見たのはどっちなんだろう。この前押入れの奥にあるLDを発見し引っ張り出してイッパイやりながら見ちまったんだけど、酔っぱらっていたから細かいところまではよう覚えてへん。出来は最悪だったなあ。ホッパー版だとしたらアラン・スミシーの方がいいかもしれんなあ。ラストシーンの彼の情けなさだけはしっかりと頭に残っているけれど。
芦)それだけでも評価に値するんじゃないの。あのホッパーがジョディ・フォスターにメロメロになるってちょっといいじゃないですか。映画史に残る大B級作品ですよ。
メ)ね.追憶特集はどうしても、こういういい加減な結末になっちまうから読者に叱られるんだ。よおし!次回からは映画ファンなら絶対に見過ごせない大テーマに迫るぞ。
 
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