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TOPDigitalVillageサロン>No.25
スチロールボードで定在波対策
部屋の定在波対策としてボイド官を使った音響調整の実験を以前にお話ししました。この対策はリスニングポジションでの低音ムラはなくなったのですが、周波数特性上の定在波の変化は殆ど認められませんでした。そこで、今回はその続きをやってみました。
音も特性も変わって本物、というのが私の考えです。何とか目に見えるような手だてがないものか考えて気づいたのが天井です。私の部屋は外部の音が漏れないようにガラス窓だけを二重にしただけの普通の洋間ですから、天井はテックスを平に貼っただけです。壁や床と違って、天井に付くものといったらせいぜい灯具くらいしかありませんから、畳十畳もの平面が露出しているわけです。これが定在波の主な原因になっているのです。この部分に傾斜をつければ、我が家の定在波も緩和される筈・・・と考えました。
日曜大工店の材料置き場を物色していると、目に留まったのがスチロールボードです。軽くて安いこの板なら、施工も簡単だろうと考えました。スチロールボードは定尺が1820×910ミリで30ミリと20ミリの厚みのものがあります。値段は1枚が700円と600円位の発泡材です。しかし大きすぎて家まで運ぶのも、天井に取り付けるのもこのままでは始末に負えません。そこで考えた末、買ったらすぐカッターで半分に切れば、車で運べるし天井への取り付けも何とかなりそうだと気がつきました。
板付で効果を確かめる
とりあえず購入したのは30ミリと20ミリ1枚ずつです。効果の程は試してみなければわからないからです。効果があれば必要なだけ増やせばよいし、無ければ捨ててしまっても惜しくはないと考えたからです。
実際に実物を持ってみると、吃驚するくらいの軽さです。しかしいくら軽くても、91センチ角のボードを一人で貼り付けるのは容易ではありません。そこでつっかい棒でボードの一方を支えておき、反対側を手で持ってガムテープと鋲で天井に仮止めする事にしました。傾斜は片方のテープを長くしておけば良い訳です。
音圧の高いスピーカーシステムの上に91センチ角を2枚板止めして、周波数特性を測ってみると、スピーカーから1メートルのところでは60ヘルツと80ヘルツの定在波が半分くらいに減りました。音を聞いて見ると、明らかに低域の厚みが増しています。
ところがリスニングポジションでの周波数特性は貼る前と殆ど変わっていません。残っていた20ミリ2枚を最初の貼った位置からリスニングポジション方向に足してみました。今度は音の変化は少しですが、定在波の減少するエリアが少し広がりました。
ここまでの実験で言えることは、「傾斜天井とするとその下の部分の定在波は減る」ということで、リスニングポジションまで定在波を減らすには、天井の殆どに傾斜をつける必要がありそうです。
 
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