Google AND OR  
TOPDigitalVillageサロン>No.28
本格的に天井にスチロールボードを貼る
予備実験で「効果あり」とわかりましたので、本格的に、天井に勾配をつけることにしました。勾配をつける部分は、部屋の中心部にた畳み一畳分の大きさのスチロールボードを横並べで4枚、計4畳分です。定尺(3×6尺=910×1820ミリ)のスチロールボードは、そのままでは運ぶにも取り付けるのにも大変なので、DIY店で買ったらすぐにカッターで半分に切り分けました。
必要枚数は勾配用にリブに使う分1枚を含めて30ミリ厚スチロールボードが5枚、スチロール用接着剤(80CC)4本、天井にボードを取り付けるための木ネジ(90ミリ、75ミリ、45ミリ)それに両面接着テープ(30ミリ幅)など全部で1万円ほどでした。
910ミリ角に切ったスチールボードは、予め必要な勾配のリブを1枚あたり3本ずつ用意し、貼り付けておきます。実際にやってみると、接着剤の溶剤が揮発性で匂いが強いので、作業は風通しの良い環境で行うことが必要です。
リブが接着できたら、天井の必要な部分に貼り付けるのですが、作業がやり易いように予め天井と接する10カ所くらいに、両面接着テープを貼り付けておくのが良いでしょう。位置が決まったらボードを天井に強く押し付けてから、必要な長さの木ネジで、ボードを天井に固定しました。
音は格段い良くなりましたが・・・
効果があった予備実験の倍に、勾配ボードを増やしたのですから、さぞかし・・・・と期待をしていました。聞き慣れたソースを次々と鳴らしているうちに、今回の作戦が成功したことはわかってきました。これまでは楽音が裸にされる感じが強い、いわゆる[ストイックな音]だったのですが、隅々まで聞き分けられる私の部屋の長所は残りながら、音の厚みがましてきたのです。
これなら定在波による低域の凹みもなくなって、伝搬特性はよくなったに違いない。と期待しながら測ってみると、なんと改善前と殆ど変わっていないではありませんか。「これはどうした訳か」と思いましたが、気を取り直して残響特性を測ってみました。
残響特性とは、特定の周波数ごとに音を発して、それが60デシベル減衰するまでの時間を測り、周波数と時間の関係をグラフに表したものですが、本格的に測定するには道具立てが大変です。幸い手持ちの日本オーディオ協会の簡易測定器[RC-1]が、周波数は125ヘルツ〜8,000ヘルツと狭いですが、この範囲を8ポイント30デシベル減衰を60デシベルに換算した値で表示する機能があります。
改善前の特性は測ってありませんので、10年ほど前に測った時の記憶との比較ですが、減衰がどの周波数でも素直になった気がします。普通の部屋の伝搬特性目に見える程変えることは、容易ではないことを思い知った次第です。
*注 詳細データはラジオ技術6月号に掲載。
 
page_top