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TOPDigitalVillageサロン>No.22
超微細エネルギー加工グッズについて
この「超微細エネルギー加工」というものの正体について、筆者は全く不案内だ。Web上の報告などを参照していただきたい。オカルトっぽいという批判もあるのだけれど、オーディオは経験が優先するものだ。
「月光」
まずは「月光」という愛称の電源タップ

月光 \53,300
 明工社のUL規格コンセントME8502を使用し筐体はステンレス製。外観は斜め方向で挿せるように工夫しているだけで特別なものではない。3極インレット方式で電源ケーブルは付属しない。アース極はきちんと筐体アースに接続してある。

月光 内部
 内部には青色のランプが仕込まれていて、電源を入れるとこれが点灯する。このランプは小型の不滅灯のような容器の中に青色LEDが3個入っていてAC100Vで直接点灯するようになっている。それ自体は特殊なものではなく見えるのだが何か加工しているのかもしれない。説明では<超微細エネルギー最大の特徴である、青い光。その技術を電源タップの中に取り入れています>とある。

内部には青いランプがついている
 またステンレスの筐体についても、<ケース自体に「無」の技術が取り入れられています>とある。その無(mu)の技術で<荒々しい電気(波長)を取り除き、その後超微細エネルギーを注入することでクリーンな電気を作る>そうだ。
自宅でプレーヤーやプリアンプに使っているCSEの電源タップと比較してみた。そちらも明工社のUL規格品を金メッキしたものを使っていてアルミニウム筐体なので比較対象として好都合だ。電源ケーブルはCSEのもの。
電源を入れると隙間や下部から少し青色光が漏れてくる。下部に網掛けした開口部が6か所ありこれは通気を確保するためだろう。ただし内部の音響的な振動を外部に逃がす働きも織り込んでいるかもしれない。
CDや映像ソフトを聴いたところ、実に清新で生き生きした音になって驚いた。クリーンなのはもちろんだが、カリカリした線画的な質感ではなく、細部まで音の密度が保たれ、フレーズは滑らかでおおらかに歌いだす。和声の充実感や構成感も素晴らしい。
それに、音場が広くなるとか奥行きが見えてくるのは当然として、その生々しい空気感が尋常ではない。なんというか、身体にスッと入ってくるような触感を覚えるのだ。台風一過の雲ひとつない晴天に、湿気が温んで身体を包み込むような印象とでもいうべきか。
こうした改善効果はジャンルを問わない。クラシックだけでなくジャズの鮮烈なリズムやアクセントも威力を増すのだし、古楽器のかそけき余韻に託した語法も克明になる。映像系ソフトも声の表情豊かなこと、定位の自然なことに感心する。定位が自然というのは中域の突出感が抑えられたような効果だが、けっしてひ弱な音になるわけではない。
画質についてはDVD、BDともにわずかにソフトなトーンになる。鮮鋭感はすこし控えめに見えるが、映像を意識した作りではないのだろう。
というわけで、この電源タップは、類まれな美音を生み出す能力があることは間違いない。お手軽な価格ではないのだが、この効果ならば納得するしかないだろう。
光るコースター

光るコースター \9,400
 これは円盤上の薄い容器のなかに赤青緑3色のLEDを仕込んだもの。電池は単4が3本で裏蓋のスイッチで点灯する。
ゆっくりと色が変わるだけだが、CDプレーヤーの周辺に置くと確かに音が変わる。しなやかさが増し、刺激的な音が物腰柔らかになったり、音場の奥行きが開けたりする。
むしろ水や食べ物の味が変わるのが面白い。水やお茶の入ったコップを載せて数分もすると、味がまろやかになり水道水でも飲みやすくなるのだ。あるいはチョコレートなど粘性が増して舌触りがしっとりしてきて驚く。
さらにはギターの表面板に載せてみたところ、新品の時のような乾いた反応のいい音になった。弾きこむことで出来上がった柔らかくて熟成感のある音が生成りの状態に戻ったようなものだ。これは良し悪しだが、楽器にまでこうした変化をもたらすとは、ただものではないと痛感させられた。
ルームライト
これは青い円錐台に似た形状のライト。内部に青色LEDが1個あり、電源は単三電池3本。

ルームライト \8,300
 これをスピーカー側に置いてみると、たしかに繊細で密度感のある音になる。電源タップほど劇手な変化ではないが、似た傾向といえる。
その効果を推測する
 このように不思議な効果はどうして起きるのだろうか?
LEDについては、点灯にともなってノイズを発生することから、広帯域に渡る微小ノイズが微小信号をよくつなぐバインダーのような役目をしているのかな? と推測できる。
つまりデジタルオーディオで使われるディザー効果のようなものだ。これは微小な情報の量子化歪を目立たせなくするために、微小なノイズを加えることで音質が改善されるというもの。CDにあえて超高域のノイズを付加して音質を改善する装置もあるくらいで、これはありうるだろう。
もちろんLEDから発生するのは電気ノイズだけでなく機械振動もあるので、ライトやコースターも効果があることが推測できる。ごく微小な機械振動が各種の材料の物性に影響することは十分考えられる。超音波で洗浄する装置にCDを用いると音質が変化することは周知のこと。室内音響的な影響だってあるだろう。
ただし問題なのは、こうした原因があるとしても、それを音質的によい方向に変化するようにできるかどうかだ。それに、実際にはもっと別次元の工夫が施されているようなので、こうしたことだけでこの目覚しい効果は語れない。お試しあれ!
 
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